藻のブログ

日記,IT,学問(ジェンダー,人工知能など)について書かれることでしょう。

2017-07-24

検査入院の日。入院1日目。

午前5時30分ころに起き、お風呂に入った。

午前8時ころ、家を出、病院に向かった。


病院で入院の手続きを済ませた。


検査は午前11時ころに始まった。

まず、左手の手首に点滴の針を刺された。輸液がつながれているわけではなく、ただ針が刺さっているだけの状態である。

点滴は生まれて初めてなのだが、かなり不快感があった。痛いし、圧迫感,違和感がすごい。

また、皮膚や筋肉が動くと痛いので、手(手首の部分)を上下に動かしたり,強い力でものを握ったりできない。

たとえば、座った状態から立ちあがるときに手すりをつかむということすらできない。

動作がかなり制限される……。これほどいやなものだとは……。

さて、検査は、X線写真とCTだが、造影剤を注射して行なう。

注射は背中側の腰のあたりにされた。まずは局所麻酔を打って、次に造影剤を打つ。

麻酔ありでも痛かった。腰の内部の痛みということで、いままで体験したことのない痛みだった。(そこまで痛くないけどいやだった……。)

鉛?のチョッキみたいなのを着てX線写真を撮った。

そして、台車に乗せられた状態で、看護師1(マスク美人)によってCTの検査室に搬送された。

自分の意思と関係なく視界全体が動くというのは面白かった。まるでFPSのムービーだ。

検査や入院に対する極度の緊張でか、寒気がした。寒そうにしていると、看護師1から「寒いですか?」と聞かれたので、「はい。でも実際には寒くないですか……?」と聞くと、「そうですねえ……。」と言われた。やはり錯覚(?)であるようだ。

また、これも同じく精神状態によるものなのか、聞こえてくる声すべてが、聞き覚えがあるセリフだという強力な錯覚があった。

デジャブだ。ほんまもんのデジャブを初めて感じた。強いデジャブは強い。

ほかにも、天井の模様が動いて見えたりと、いろいろ頭がおかしかった。


CT検査が終わると、看護師1によって病室に搬送された。

それにしても、自分の足で歩くのではなく台車で搬送されるというのは、想像以上に「自分は病人である」というメンタリティが作られる。

実際のところ、別に自分の足で歩けるのだが、造影剤は体に悪いので、病院側の決定として、自分の足で歩かせるということはしないということらしい。

午後1時ころ、点滴による生理食塩水の投与が始まった。体に悪い造影剤を抜くためのもの。造影剤の注射はせいぜい30秒ぐらいだったが、この点滴は4時間もかかるらしい……。

今回の輸液は、もともと点滴スタンドで固定すればよいというものだったが、なんと病院側が点滴スタンドを切らしているらしく、ベッドの器具に固定するということになり、点滴が終わるまで自分からはベッドから動けないということになった。いや~、そこはもうちょっとちゃんとしてくれよ……、という感じだ。

生理食塩水の投与によって排尿が頻繁になるのだが、輸液が固定されているせいで、お手洗いに行くたびに、点滴を一時的に外してもらうためにナースコールをしなければならなかった。

このためのナースコールは最終的には7~8回ぐらいに達した。しかも、事情を知らない看護師が来ることもあり、「お手洗いに行きたい」と言うだけでは困惑されることもあり、めんどくさかった。

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点滴をつながれた状態で、昼食が来た。

昼食のメインのおかずはコロッケで、私はたべられないので、ご飯を 2/3 ぐらい残すことになった。

意外にも、食事の大半を残したことについてなにも言われなかった。


さて、午後5時過ぎ、やっと点滴が終わった。

当然、点滴が終わったら針が抜かれるという話になっていた。

それで、看護師がやって来て、針が抜かれるのかと思ったら「医師から指示があって、夜間になんかあったときのためにあしたの朝までつけっぱなしにすることにしました。」と言われた。

前述のとおり、点滴の針は非常に不快なので、私は絶望した。「この状態であしたの朝まで……!? あり得ない!!」と。

しかも、その場に医師がいるわけではなく、遠隔からの指示なので、私からはなんとも言えない。

が、40分後ぐらいにひさしぶりに主治医がやって来て、「なんか気になることとかある?」と言われたので、「これ(針)を外して欲しいです。」と言うと、すぐに外してもらえることになった。

良かった……。


いずれ夕食が来た。

よくわからない白身魚をたべ、食事を完食した。がんばった。


英単語の勉強をしてみたが、全然集中できなかった……。


消灯時刻は午後10時だが、することがないので午後9時ころに寝はじめた。

(病院の)シャワーを浴びることも許されていないので、体がすっきりしない状態で寝ることになった。

しかし、なぜか体全体に不快感があり、全然寝られなかった。

けっきょく消灯時刻になったが、それでも寝られなかった。

消灯してもベルのようなものが鳴ったり、看護師の話し声が聞こえたりして、静寂にはならないので、落ち着かない。

あと、部屋がものすごく暑い気がした。


入院したことで、性や死に頭をやられて発狂してしまった。


この日は左目のまぶたがちゃんと開かなくて、見た目が悪くて気になった。